
なぜ、私は天然菌にこだわって調味料を仕込んでいるのか。
その答えは、私自身の人生を揺さぶる出来事から始まりました。妻が子宮頸がんを告げられたあの日。医師から「癌ですね」と淡々と告げられた瞬間、頭が真っ白になり、殴られたような衝撃を受けました。
一秒一秒が大切で、何をすべきか必死に考え続けたのです。私は一族にがんを患った人がいないことを思い出し、母に尋ね、長寿に関するあらゆる論文を読み漁りました。その中で「調味料」にこそ鍵があると直感したのです。まず、家から“発がんのリスク”につながるものをすべて捨てました。
フッ素加工のフライパン、化学物質だらけの市販醤油、砂糖、人工調味料、加工食品…。徹底的に排除し、その日から我が家の食卓は一変しました。世界中の研究論文を調べ続ける中で、天然の味噌や醤油に“抗がん作用”が示されているデータに出会ったのです。
その瞬間、全身に鳥肌が立ちました。「これだ、必ず作らなければならない」――。そうして私は、母からの助言を受けながら天然菌づくりに没頭しました。料理の組み合わせも一から見直し、ただ「妻を治したい」という一心で食卓を整えていったのです。
ありがたいことに、妻は私が作る料理を違和感なく、美味しいと言って食べ続けてくれました。その結果、妻の身体に変化が訪れました。“たまたま”消えたのではない、天然菌の持つ神秘的な力を確信したのです。それ以来、私は天然菌調味料の可能性を一人でも多くの人に伝えたいと願い、研究と実践を重ねてきました。
9年間、ぶれることなく、ただひたすらに天然菌の力を信じている研究者です。数年前、ある科学誌において、製薬企業が天然菌の有用性に着目し、新規開発へ応用しようとする取り組みが報告されていました。
ただし、その記述の中で「自然界の天然かびで作る免疫抑制剤」と明記されており、その一文はいまも強く印象に残っています
(血糖値を下げる働きをするホルモン。糖尿病の治療に使われる)も実はペプチドだ。自然界のカビが作り出す特殊なペプチドが免疫抑制剤になった例もある。特に海外の製薬企業は、特殊ペプチドの可能性を十分理解していた。特殊ペプチドは化学合成できるが、
わかめの味噌和え、キャベツとパプリカ、フグの皮を天然醤油のドレッシングで和えたもの、柿の伝統天然醤油漬け、白菜の薄醤油漬け
たけのこは伝統醤油煮、漬物は全て熟成塩と天然米麹漬け、タレは、味噌だれ
醤油と味噌だけでとても美味しいマグロの煮物になります。